月太郎の読書感想文(本のレビュー)

ビジネス書などを中心に色々な本を読んでいます。 本の感想文(レビュー)を書く事で、理解度が深まるのではと思いblogを始めました。同じような本を読んでいる方の、何かお役に立てると嬉しいです。 本好きの人からコメントをもらえると頑張れると思うので、よろしくお願いします!

2023年1月11日 京都新聞 気になった記事 (感想・意見)

金閣寺龍安寺 拝観料 100円 値上げ
 コロナで参拝者減「維持に支障」
 ・金閣寺
  大人・高校生 400円 → 500円
  ※小・中学生 300円、小学生未満 無料は据え置く
  #思ってたよりは安い金額だった。800円ぐらいすると思ってた。
   800円 → 1000円くらいでも参拝者は減らないのでは?
   問題となっている京都市渋滞バス(万年赤字)などに還元されれば、京都市民も喜ぶのでは?
 ・龍安寺
   大人  500円 → 600円
   ※ 高校生 500円、小中学生 300円は維持する。

● コロナゼロゼロ融資 借り換え対応
 → 「伴奏支援型経営応援資金」の借入条件の緩和
  ※もう一声欲しいところです!

●  「誤 110番」急増 スマホ新機能で?
  (アンドロイド12以降 電源連打で通報)
  #iPhoneは、電源 + ボリューム小の同時長押しみたい。
   いざという時、多分覚えてない。きっと、スクショ撮ってそう。

● 京都の百貨店 初売り好調、売上高・来店数 前年上回る
 #景気が戻るのは良い話ですね!! 

2023年1月10日 京都新聞 気になった記事 (感想・意見)

障害者雇用 「代行」急増

 貸農園など (京都にも1ヶ所)

 賛否両論あり

 ・違法ではないが「障害者の法定雇用率を形式上満たすためで、本当の意味での雇用や労働とは言えない」との指摘が相次ぐ

 ・福祉目的の作業所の雇用 全国平均 月約1万6000円

  企業雇用の場合 十数万円の月給

  障害者にもメリットあり

 #一律に賛否で議論するのではなく、もっと柔軟に議論した方が良いのでは?

  ・企業(特に中小企業)設備面も含めて、すぐに対応できない状況がある

  ・障害は一律でない。自立が可能が方もいれば、サポートが必要な方もいる。 

 #基本的には、直接的な取り組みで企業が障害を持たれた方が働ける環境を整備し、

  健常者と分け隔てなく働ける取り組みが一番良いと思う。

 #ただし、間接的な取り組みもあって良いのでは?

  ・設備も含めて、すぐに取り組めない企業(特に中小企業)

  ・自立にはサポートが必要な方

  賛否で議論するより、その中身を検証した方が良いのでは?

  解決ではないが、今より世の中をベターにする取り組みでも良いのでは?

 (CO2排出権と同じような考え方にはなると思う)

  ★もう少し、作業所の実態や運用がわかる記事が引き続きあれば、もっと読んでみたいです。

  

●京都のホテル 新規開業鈍化

 ・20年度 → 72件

 ・21年度 → 51件

 22年度は上半期で 12件どまり

 コロナ禍の影響が遅れて今現れている

鳥インフル 殺処分最多 鶏卵価格 上昇

高校サッカー 東山高校 準優勝

半導体製造業4年ぶり減

 ・景気懸念

 ・中国への輸出制限

 24年には回復予想

●旅行支援 今日再開 上限 一人 7000円に

●自転車ヘルメット 4月から努力義務 (道交法)

●淀川河口にクジラ

 

 

2023年1月9日 京都新聞 気になった記事 (感想・意見)

● 中国入国時の隔離撤廃 ゼロコロナ終了

 ・ただし中国では爆発的流行はまだ収束していない

 → ● 中国本土から日本入国時、陰性証明の提示が必要

●日本コロナ死者 1ヶ月1万人増 累計 6万人超

 #感覚的には多い数字だと思うのだが、インフルエンザと比べた場合どうなのだろう?

 #withコロナに向かう途中、必ず感染者・死者は増える。

  経済を考えたり、中国のゼロコロナ政策を見てる限り、今の段階で自粛や規制はあり得ないと思う。社会的寛容とはどのレベルだろう?

長岡京市 市長選 1/8告示 1/15投開票

●子育て給付金 10万円追加 出産一時金 50 万円に

 #出産、子育てに対する経済的な不安がない社会を目指さないと子供は増えない。

  良い政策だと思うがまだまだ足りないと思う。

 #経済的な不安・負担を減らす

  → 時間の余裕ができる → 男性の育児参加も増えるのでは?

 #私の経験

  仕事、育児の両立はかなり苦労した。

  子供が生まれた時、家族のためと思ってそれまで以上に仕事を頑張った。

  → 結果 仕事の時間を優先させた(30代は仕事にも責任ができて、まさに働き盛りです)

  →睡眠時間を削って育児参加

   二人目が生まれた時は、妻もかなり大きな不満が

  ★女性一人で育児をするのはかなり負担が大きい。 

   それほど難しくないと思っていた仕事

   家事・育児 → 実際やるとかなりハード。

  ★ほとんどの若い家庭が各家族の現在、もっと社会的なサポートが必要なのでは?

   母親(女性)のサポートももちろんだが、父親(男性)のサポートも進んで欲しい!

   私のように追い込まれない社会を!

  ★更に子供の障害(発達障害など)に対して、もっと、もっと、寛容で理解ある社会になってほしい。10年、20年前と比べると良い世の中になっている。もっともっと良くなれますよね。

●自動運転に「自動運行従事者」免許、 レベル4解禁を見据えて

  #だんだんレベル4、自動運転の社会が近づいてきました。ワクワクしますね!

   法の整備がどんどん進んで欲しいものです。

   テクノロジーと同じくらい、社会基盤は重要ですね!

 

2023年1月9日 日本経済新聞 気になった記事 (感想・意見)

●企業倒産 3年ぶり増加

 ・インフレが原因(ウクライナ侵攻などによって、円安の影響は?)

 ・2023年以降、更に倒産が増加する

  ゼロゼロ融資が終了するので

● 中国ゼロコロナ終了

 # 世界経済への影響は?

  中国経済復活がする → 物資が不足が加速 → インフレ要因となる?

 # 人口が多いので、コロナが再流行しない?新しい変異型ウィルスが発生しない?

シティグループCEOインタビュー

 ・2023年5月までに米政策金利 5.5%に

 ・2023年後半 景気後退

   # 為替・株価への影響は?

  # 米国株は下がる?4番底 → 5番底と...  リセッション?この後も下がる?

●日本生産活動 回復鈍い

 ・2019年と比較して 日本 6.0% ↓

             欧州 1.8% ↑

             米国 2.0% ↑

        #記事の内容通り経済構造によるもの?

   日本はコロナ自粛の影響が、まだ残っている感じするのだが...

          観光客(インバウンド)も、まだまだ少ない。

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る | 実務を通じてのレビュー ・読書感想文

よく、「DX ≠ IT化」ということが言われます。

色々な論文を読むのですが、感覚的に腑に落ちない部分がありまして... どれも言葉ばかり難しくて...

私が取り組んでいる事は、DX? or 単純なIT活用?

本書を読んで理解できた感じがしてます。私なりの解釈ですが...

●IT化 = ビフォアデジタル

●DX = アフターデジタル

デジタルがリアルを包括する時代が来ている。

中国ではアフターデジタルの世界が到来しつつある。

(米国ばかり注目していましたが、本書を読んで認識が変わりました)

 

本書で紹介されている

「UXの5段階」アリババ UED大学学長のインタビューを読んで感じたこと

● 0段階 (2006年〜2008年)

ビジネス、デザイン、テクノロジーが独立しており、デザインシンキングはデザインに含まれている。

● 1段階 (2009年〜2010年)

ビジネス、デザイン、テクノロジーは部分的に重なり合い、それら全てをデザインシンキングが包括する。

この後、●2段階 〜●5段階 まで展開する。(詳しくは本書を参照して下さい)

 

私、2007年〜ホームページ製作に携わり、2008年〜社内システム開発に携わっています。

社内システム開発を通じて感じていることは、日本はまだまだ、0段階であるという事。

ビジネス、デザイン、テクノロジーに関して専門家が独立しており、更にそれ以前のシステムになるとデザイン(UI・UX)に関して最低限で作られているという事。

 

日本には、優秀なエンジニア、デザイナー、そして教養豊かなビジネスマンがたくさんいます。ただ、それらを総括してマネジメントしてくれるデザインシンキングができるタレントが、まだまだ不足しているように思います。

私自身は決して優秀ではないけど、デザインシンキングができるタレントの育成や、何か力にられると嬉しく思います。

 

「アフターデジタル」はITに関わる方、全てに読んで頂けたらと思います。

本書で紹介されているように、アフターデジタルでリアルは決してなくならない。リアルで、より人間らしさを求めらる社会に進みます。

デジタルが進める未来に希望を持たせてくれる、そんな1冊でした。

 

※最後ですが、素人であった私に、デジタルシンキングの概念を与えてくれえたFileMaker(現Claris FileMaker)に感謝します。

 

「アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る」
著者: 藤井 保文 尾原 和啓
発売元: 日経BP
価格: 2200円 + 税

天才を殺す凡人 | 読書感想文(レビュー)

「天才を殺す凡人 」職場の人間関係に悩む、すべてのひとへ
著者: 北野唯我
発売元: 日本経済新聞出版社
価格: 1500円 + 税

このブログがスタートとなって、この物語が小説家されました。

「凡人が、天才を殺すことがある理由。ーどう社会から「天才」を守るか?」

https://yuiga-k.hatenablog.com/entry/2018/02/23/113000

 

・上納アンナ  天才 「創造性」

・神咲秀一   秀才 「再現性」(論理性)

・青野トオル  凡人 「共感性」

 

全てを理解するスーパーワンちゃん ケンと、3人を中心に物語は進んでゆく。

主人公 青野トオル(共感の神)が上納アンナ(病める天才)を守ろうとするストーリー。

ケンからのアドバイスを受け、どんどん理解度を深めてゆく青野トオル

 

「天才」というのはとても儚い存在なのです。

天才は凡人からは理解されず、秀才からは妬まれる。

天才によって創造された企業もいずれは再現性が求められ、秀才が率いるタイミングが来る。

経営はアート(天才)とサイエンス(秀才)のクラフトだが、アートはサイエンスの説明力に必ず負ける。

 

誰の中にも天才、秀才、凡人が存在して、人は配られたカードで生きてゆく。

天才が生きられない社会は悲しい社会だと思う。

誰かの中の天才を守ってあげられるような存在になりたい。

そして、もしも、私の中にも天才があるとしたら大切に育ててあげたいなと思う。

多数決が天才を殺すというのは共感します。

 

答えがある問題に対して、一つの価値観で教える教育には、昔から違和感を感じてたりします。

もっと、みんなが自分の中の天才を大切にできたら、相手の天才を大事にできるじゃないかな?

天才が大事にされない事、それが今の日本企業の弱さの原因だと思う。

やっぱりイノベーションは天才にしか起こせない。

 

著者の北野唯我さんは、天才と秀才、それと少しの凡人をもった人なんでしょうね!

天才への優しさと、秀才・普通の人へのご理解が感じられます。

 

読んで、すごく温かくなる1冊でした。

誰かの天才に気づいて、支えてあげられる人になりたいと思います!

[rakuten:book:20354417:detail]

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る | 読書感想文(レビュー)

「アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る」
著者: 藤井 保文 尾原 和啓
発売元: 日経BP
価格: 2200円 + 税


・ビフォアデジタル
 リアルな世界が中心で、ITツールを活用している社会
・アフターデジタル
  モバイル、IoT、センサーが偏在し、リアルな世界でもオフラインがなくなった状態
 リアルな世界がデジタル世界に包含された状態

中国ではデジタル化が進み、アフターデジタルの状態が浸透しつつある。
(日本は、個人情報やプライバシーへの警戒感などからなかなか進んでない)
アリババなど中国のデジタル化で成功した企業を紹介し、アフターデジタルの説明、設計、将来が説明される。

将来のITについてのセミナーに参加した時に紹介された本です。
これからの未来、人はメタバースで過ごす時間のほうが長くなるなどという話があります。
この本を読む前は、人はAIに仕事を奪われ従来の仕事はどんどんなくなるイメージがありました。
リアルな世界の仕事をしている私の会社も将来、需要が減っていくのではないか?(強い危機感!)
2029年にはAIが人間の知能を超え、2045年にはシンギュラリティが起こると言われています。

この本で説明されている「アフターデジタル」は、そんな無味乾燥な世界ではない!
リアルに対する需要が無くなる事はなく、リアルは密にコミュニケーションが取れる貴重な接点となる。
アフターデジタルでは、リアルとはECなどと同じようにツールの一つとして必要とされ、
それは、より高い体験価値や感情価値が求められる。
例えば、代金の生産、伝票処理、商品の受け渡しなどはITが行い、人はコミュニケーションや顧客体験など、人にしかできない事が求められる。
アフターデジタルを生き抜く人材は、単にITツールに強いだけでなく、
本来の人としての価値を高めていかなければと感じました。

私が面白く思ったのは、成功している中国のIT企業は顧客思考が非常に強いとの事である。
(私が持っていた中国企業への印象とは随分違うようである)

これからのITをリアルに紹介している本なので、ITビジネスに興味ある方にはぜひ読んでほしい1冊です! 

※この本はすごく勉強になった1冊なので、また、いつか、もっと詳しく紹介できたらと思ってます。
 続編も出ているので、すぐにそちらも読みたい!